「地域の中で、自分がやりたいこと、できることに挑戦する!!」宝が池びとインタビュー vol.1
地域の人も、宝が池の里山も、みんなが元気に過ごせる地域をつくりたい
そんな思いで、宝が池公園を未来につなごうと活動している「宝が池びと」にインタビューしてきました📢
え!? 「宝が池びと」って誰?
詳しくはこちら⇩
松本さんってどんな人?
―― 普段はどんな活動に取り組んでいますか?
岩倉地域包括センターの活動「チーム FC いわくら」として、あらゆる人が生きがいを持てる場づくりに取り組んでいます。
認知症の方やその家族等が集うオレンジカフェや、高齢者が活躍する農園・作業工房等の運営を行っています。
―― なぜ宝が池で活動してみようと思ったのですか?
地域包括支援センターでは、要介護・要支援認定から介護保険サービスにつなぐための初期相談を多くお受けしています。その中でも認知症の方の相談が多くを占めています。
例えば、ご家族が「最近は家でTVばかり見て足腰も弱ってきたから」とデイサービスの利用を希望されるので、実際にご案内してみると、ご本人は「座っているだけだった…」「楽しくないから行きたくない…」とその後の利用を拒否をされ、また自室に閉じこもってしまうケースがあります。
このような悪循環について、デイサービスの利用を拒否する認知症の方の問題と捉えてしまうことが多くないでしょうか。
ご本人の持っている力に目を向けず、周囲が一方的に無理だと判断した結果、なじみのない医療・介護サービスにつなげることを優先し、ご本人と地域とのつながりを断ち切ってしまっているのではないでしょうか。
私たちは、医療・介護サービスありきで相談に応じるのではなく、ご本人の得意なこと・興味があることに耳を傾け、チームFCいわくらの活動に少しずつつなげてきました。つなげるための引き出しが増えたといってもイイと思います。
参加されているご本人からも、「デイサービスよりずっと楽しい」「ここに来れて幸せだ」「みんなに理解してもらえて、ここに来て活躍できている」という声を聴かせてもらえるようになりました。
宝が池公園については、毎年、憩いの森でのオレンジカフェ(*)や、春の散策を兼ねたウォーキング(150名程参加)を企画しています。
これからも、岩倉の高齢者の方々の健康維持のため、公園を活用させて頂きたいです。
(*オレンジカフェ:認知症の方やそのご家族、地域住民、医療・介護の専門職などが、お茶を飲みながら語り合ったり、悩みを相談したり、情報交換を行ったりする場所)
―― 宝が池では、どんなプロジェクトを計画していますか?
宝が池の落ち葉を使い、里山を復活させるためのたい肥づくりを行う「地域も里山もいきいきプロジェクト」をやりたいです!
宝が池公園の憩いの森にコンポストを設置し、公園内の落ち葉を活用してたい肥をつくります。
できたたい肥は、宝が池公園内で土が痩せたり、流出してしまったりしている箇所を補うことに使いたいです。また、地域の学校などに配布して、花壇づくりや菜園づくりに役立ててもらおうと考えています。
コンポストは落ち葉を入れた後に、かき混ぜながら管理していく必要があるので、なるべく多くの人に気軽に関わってほしいです。
例えば、宝が池公園にジョギングに来た人が、ついでにかき混ぜに立ち寄ってくれれば、コンポストがチーム FC いわくらと地域をつなぐ拠点になって、最高だなぁと思っています!
―― 現在はどんなことにトライしていますか?
コンポストの設置場所や管理方法を決めました。
宝が池公園らしいコンポストになるように、宝が池の生きもの達が過ごすこともできる工夫も計画しました。
なお、コンポストの材料となる木材は、すべてDIYで廃材をリメイクして賄いました。これらの製作と設置は、チーム FC いわくらの作業工房の活動として進めています。
―― みなさんへメッセージはありますか?
コンポストやチーム FC いわくらの活動に関心がある方は、11/23(土)の宝が池びとトークにぜひ参加してください。
落ち葉を集めてコンポストに入れたり、コンポストの名前を決めたりするのでキックオフに立ち会えます!
コンポストの手入れはゆるく長く続けていく予定です。
ぜひお好きなタイミングでコンポストを見に行ってみてください。
管理方法など今後の方針については、追ってここでお知らせする予定です。
「宝が池びと」の輪を広げよう!第1回「宝が池びとトーク」を開催!!
実は、松本さんのプロジェクトに興味がある方にちょっと覗いてみてほしい企画があるのです…
宝が池公園に関心のある方が、ゆるやかにつながる場。
「第1回宝が池びとトーク」を開催します。
ここでは、チーム FC いわくら が製作したコンポストを実際に見ることができます!
落ち葉を拾ってコンポストで堆肥づくりをしたり、木育についてお話ししたりする予定です。焚火や焼き芋も楽しめます🍂
松本さんも参加します。実際にお話できるチャンス!
参加のお申込みはこちらから。ぜひお気軽にお越しください🌳
取材チームより
結局、「宝が池びと」って…?
2023年ー
熱い思いを持つ人たちが集まって「宝が池みらい共創会議」結成!
2024年ー
みんなの“こうなったら良いな”をまとめた「宝が池みらい共創指針」完成!
今回ご紹介した松本さんは、これらの取組に参画して 宝が池公園を未来につなぐ人=宝が池びと なんです。
さらに、松本さんのプロジェクトは、「宝が池みらい共創指針」の根幹となっている「宝が池みらい共創憲章」に基づいているんです。
コンポストを拠点に、公園を訪れる人と地域の高齢者の方々とのつながりが生まれる。宝が池公園を中心に、人々が健やかに、そして地域の暮らしがよくなることをめざしています。
宝が池みらい共創会議では、宝が池みらい共創指針・憲章に基づいて様々なプロジェクトを展開していきます。共感してくれる人や仲間になってくれる人を募集しています。あなたも宝が池びとになれます🎵
宝が池びとについてもう少し知りたくなった方は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね!
宝が池みらい共創会議は、InstagramとFacebookもやっています📢
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それでは、またお会いしましょう👋