【京都市公式note】3箇月の振り返り、とこれから。
市長公室広報担当のヒロです。
いつもお越しいただく“常連さん”。
たまたま来てくれはった“いちげんさん”も、
京都市公式noteをご覧いただき、
本当にありがとうございます。
市公式noteの開設から早や3箇月。
世に3日、3箇月、3年と申しますが、
このあたりで一度歩みを振り返り、
時に原点に立ち戻ることも大切かと考えました。
はじまり
それはK課長の遠慮がちな一言からはじまった。
「note」って知ってる?
実は私は「note」を知っていました。
遡ること数箇月前、日曜朝に「がっちり」やってる情報番組で見たのです。
あれ?これ市の広報で使えるんとちゃう?
そう思ってからというものの、
密かに構想と妄想を膨らましていたのです。
「いいですね!やりましょ!やりましょ!」
K課長は、食い気味に来た私にやや引きつつも、
はじめてみようと言ってくれました。感謝。
私は早速noteの運営様にもご連絡。
色々と丁寧に教えていただきました。
(その節はありがとうございました)
最初は「自己紹介」。
でも、なかなか筆(キーボード)が進みません。
苦悩しながら、テイヤ!と書いたのがこの記事。
スキが付くではないか
スキスキ言われて楽しいじゃないか
むふ…むふふふふ。
ひとり編集長(自称)
そんな私を悲劇が襲います。
K課長、異動
(#°Д°)
ウソヤロ・・・
数日後にはおらへんやん・・・
一緒にやるって言ったじゃない(涙)
どーすんの、これどーすんの?
嘆いていても仕方がありません。
やるしかない!そう心に決めて
ひとり編集長(自称)がはじまりました。
挫折と奮起
毎週、定期的に記事を出す!
そう決心し、市役所内のツテを頼りに記事を書く日々。
急に始めたもんだから、お金も人手もありません。
「本業」の傍ら、取材、撮影、記事作成…とこなしていきます。
そんな時、同じ広報担当の仲間が
「私も書くよ」と言ってくれました。
神様仏様あなた様。
そうして公開したのが、この記事。
私の記事より読まれてる…
(#°Д°)
マケタ・・・
腐っている場合ではありません。
修行が足らん!
1000本ノックじゃ書きまくれ!
鼻息荒ぶる私は、ネタ探しに明け暮れます。
そうしてついに訪れた、noteの宿命
ネタ切れ
(#°Д°)
オワタ・・・
やばい、今週末に間に合うネタが無い…。
その時、ある記事を思い出します。
確か営業職のカバンの中って企画が紹介されていた。
これだ!パク…いやオマージュだ!
しかし、我らのカバンなど私物のカオスを晒すだけ。
ネタにはならんどうするか…
そんな時、鉛筆を削る職員が目に入ります。
これだ!私たちのお仕事道具は筆記具だ。
ペンは剣より強いのだ!
みなの者~筆箱を出しませぃ!
そうしてできたのがこの記事
ご好評をいただき、ありがとうございます。
持つべきものは良き仲間
この一件で私は反省します。
知り合いだけではもうダメだ。
外に漕ぎ出そう!
そうして市役所内で面白そうな案件を見つけては
担当の課に電話をかけまくります。
ウチのノート、いりませんか?
ウチのノート、いりませんか?
そして必ずと言っていいほど返ってくる反応が
え?京都市「note」やってるの?
(#°Д°)
ナンデヤネン・・・
職員みんなにメール送ったよね?
少なくとも2,000人。
noteはじめますって言ったよね?
やっぱり知ってもらうって大変なのです。
***
おかげさまで記事も順調にアップして、
少しづつフォローやスキをしてくださる方も増えてきて、
着実に手ごたえを感じ始めています。
最近嬉しいことがありました。
「note」読んでるよ。面白いね!
( ̄▽ ̄)"
ヤタ―
市公式「note」が広まって、そう言われることが増えました。
いろいろな課から取材の依頼や相談も随分増えました。
とりわけ、自分が書きたいと申し出てくれる仲間が出てきたことは
嬉しく思います。
「当事者」が書いたほうがリアルで面白いに決まってる。
読者の方に価値の高い情報になるからです。
ついに、広報担当以外で「マガジン」を開設
3箇月の振り返り
①評価はいろいろ
様々なテーマで記事を作成してきました。
記事によりPVや「スキ」の数は大きく違います。
文化財は人気だなーと感じています。
PV数が多い記事は、多くの方の目に留まった喜びがあります。
でも、PV数は少なくても読了率が高い記事もあり、特定の方かもしれないけれど、しっかりと情報をお届けできている。
そんな実感を持っています。
PVや「スキ」の数だけに一喜一憂すると見誤る。
noteならではの評価を学びました。
②2,000字の壁
様々な記事を作成する中で、ある字数を超えたら読了率が下がる…。
今の私の文章力では2000字ぐらいまでが読んでもらえる限界か、とも感じています。
周りくどい表現は無いか。
情報が散らかってないか。
読み手に親切になっているか。
その点に注意深く作成していきます。
③noteならではの広報
京都市では「X」や「LINE」などのSNSも運用しています。
即時性や拡散性など、それぞれに役割や特性があります。
noteには短期的には広がらなくても、内容の濃い情報が置いてある。
そのことに価値が高いと考えています。
これからも、いわゆる“ウケ”の良い記事だけでなく、行政として伝えなければならないものをきちんと発信していく。
noteならではのコンテンツを作っていきます。
これからの思い
私は広報担当に来る前、イベントや事業の担当をしていました。
集客する大変さ、伝わらない苦しみは身に染みています。
ある著名なメディア関係の方からのこの一言にハッとして、市民の皆さんに「伝わる広報」を大切にしてきました。
自己紹介記事で宣言した「京都は〇〇」を変えていきたい。
独自の視点で京都のいろいろな姿を描き出す。
その理想はまだまだ実現していません。
これからも、
全国の企業や自治体の数あるステキな公式noteにも学んで腕を磨き、
「親しみやすく、分かりやすく」をモットーに、
京都の魅力を伝え続けてまいります。
一生懸命やったのに…伝わらなくてあふれる涙。
このまま世間の荒波に沈んでいってしまうのか!
必要なのは伝えることへの熱い思いと決意だけ。
一歩踏み出すだけでいい。
その仕事、無かったことにする前に
広報しようぜ!
(≧∇≦)ノ
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。