あなたの未来に寄付を贈ろう!アートファンダムの熱い夜
皆さんこんにちは。
京都市文化芸術企画課の御池です。
京都市が立ち上げた、文化芸術を寄付などで支える仕組み「Kyoto Art Donation(KAD)」。
その良さはなんと言っても「温かさ」です。
単にお金の関係だけでなく、実際に人と人がつながることができます。
そんなKADのアツい「報告交流会」を開催しましたのでご報告します。
寄付ポータルサイト「Kyoto Art Donation」
今から遡ること6年前。
新型コロナウイルスの影響で舞台公演やコンサートなどが軒並み中止に。
深刻なダメージを受けた文化芸術をみんなの寄付で支えようと「Arts Aid KYOTO」という制度が始まりました。
その後、令和5年にはより多くの方に参加していただけるように、仕組みを整えて、寄付ポータルサイト「Kyoto Art Donation」が立ち上がりました。
Kyoto Art Donation Membership報告交流会
先日、Kyoto Art DonationのMembership会員の方との「報告交流会」を開催。
秋のイベントシーズンのお忙しい中にも関わらず、アーティスト、文化芸術関係者、京都市の職員も交じり合い、54名もの方々にお集まりいただきました。
会場は、開幕前から熱気ムンムン。
ドリンクやフードを楽しみながら会話も弾みます。
エキサイティング!プレゼンテーションタイム
プレゼンテーションタイムでは、まず初めに、京都市からこれまでのKyoto Art Donationを始めとする「京都・文化ファンドレイジング戦略」の取組やご支援の実績をご報告。
その後、実際に寄付を活用して事業を実施した方々に、どのようなことに取り組まれたのかを共有していただきました。
昨年度のArts Aid KYOTO通常支援型採択事業から、現代美術家・小松千倫さんにご自身の活動や補助金・助成金の活用についてお話をいただきます。
続いて、Art Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」でアートコーディネートを担当された金澤韻さんからのプレゼンテーション。
「逆旅」とは宿のことで、京都全体を宿に見立てて、宿泊施設やカフェなどに、京都ゆかりの若手アーティスト等の作品の展示・販売を行う取組です。
参加者の皆さんは、発表者に真剣なまなざしを向けます。
集う、交わる、響き合う
そして、お待ちかねの歓談タイム。
アーティストはもとより、著名なギャラリストや大学の先生、アート施設の職員など、京都の文化芸術界をギュッと凝縮したような機会と空間。
会場のあちらこちらで会話が弾み笑顔がこぼれます。
皆さんとっても楽しそう。
大団円~チームKADと呼んでいいですか?
最後はみんな揃っての記念撮影。
様々な立場を超えて「チームKAD」となった瞬間でした。
コロナ禍の緊急支援をきっかけに始まった文化芸術に関する寄付の取組ですが、多くの方からご支援をいただく中で、お金だけでなく思いやパワーも全国から集まってくるのを感じています。
こうした熱気が土壌を耕し、人と人がつながって、文化芸術がより豊かに実っていく。行政だけでは到達できない可能性を感じています。
一方私は、当日は会の進行でてんやわんや。
参加者の方とじっくりお話しする時間が取れず仕舞だったのですが(残念至極!)、それでも各所で繰り広げられる皆さんの笑顔や楽しそうな声を聞き、少しはお役に立てたかな、とほっと胸をなでおろしておりました。
そして、年齢も立場も異なる人々の、京都の文化芸術を思う熱い気持ちに、心からの感動を覚えました。
チームKAD!皆さまありがとうございます!!
Kyoto Art Donationではメンバーを募集中!
あなたもアツい輪に入りませんか?
京都文化寄付月間「あなたの未来に寄付を贈ろう」
師走に入り一気に寒さが増してきました。
そうなると温かいものが恋しくなりますよね!
人と人のつながりが薄くなりつつある今だからこそ、誰かを思うことで、もっともっと温かい気持ちになれる。そんなことを感じる今日この頃です。
文化を支えることで、自分の気持ちも支えられる。
あなたの未来にも応援の気持ちを贈りませんか?
12月は「京都文化寄付月間」です。
皆さんの温かい応援を、お待ちしています!