マガジンのカバー画像

京都偏愛

74
「京都はあなたの愛を確かめたい」 京都のまちへの思いと愛に満ち溢れるマガジンです。みなさんからお寄せていただいた声と思いをつないで、京都のまちの未来を構想します。
運営しているクリエイター

#京都写真部

昭和百年 京あるき 〜京都を愛した文化人たち〜

岡田三郎助と鴨川沿いの料理旅館「オウガイソウ」 先日、喫茶店のオーナーが、鴨川河畔の名店…

新春随想「京都偏愛」

毎年、三が日の楽しみと言えば、「箱根駅伝」を流しながら「新聞」を読むことだ。 元朝、日の…

とっておきの京都手帖2 西国街道

<西国街道> 京都というには少し外れているが、京都らしさ、歴史、そして実益を兼ねた絶好…

とっておきの京都手帖1 茶摘み

<八十八夜/茶畑> 宇治には朝霧が立つ。 今日5月1日は八十八夜。 新茶の季節到来だ。 こ…

とっておきの京都手帖6 賀茂祭

<立夏/ 5月15日は賀茂祭> 柔らかな新緑の中、薄紫の藤の花が揺れる。 その下には、金色と…

とっておきの京都手帖5 食堂「はやし」

<立夏/よしもと芸人も推しの 食堂「はやし」> 少し元気をつけようと思うと、かならず通う…

コラム「新風」 のれん探訪

フォトグラファーの北山さとです。 「とっておきの京都手帖」、編集・撮影を担当しています。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 京都には見どころが多い。 私は京都に住んでいながらも、仕事や所用ではマイカーでの移動がほとんどだった。 ただ、祇園祭の時期は公共交通機関も上手く活用するようにしていた。 そしてその時に、初めて「京都の夏の風物詩」である「祇園祭」の1ヶ月間を肌身で感じた。 ちょうど時を同じく、白石さんが京都広告協会の責任者をされていた時の集いで、興味深い講

とっておきの京都手帖7 漆芸家さん

<小満/伝統を守り新しい挑戦をする漆芸家さん> 漆。 古来、私たちの身近な存在でもあっ…

コラム「新風」 祇園祭「山鉾建て」始まる

フォトグラファーの北山さとです。 「白石方一のとっておきの京都手帖」、編集・撮影を担当し…

とっておきの京都手帖9 早わかり祇園祭

<小暑/ 祇園祭を楽しもう> 日本最大級の祭、祇園祭。 動く美術館と言われる34基の絢爛た…

山ばな 平八茶屋

コロナ禍でYouTubeをよく観るようになった。 いろんなジャンルのプロ達が、動画で有料レベルの…

とっておきの京都手帖9 いよいよ祇園祭

<夏至/ 京の夏の風物詩> 「今年のお稚児さんは…」 毎年3月、4月頃から待ち遠しい。 京…

コラム「新風」 …蒲鉾って?

フォトグラファーの北山さとです。 「とっておきの京都手帖」、編集・撮影を担当しています。…

とっておきの京都手帖9 「ホイット! ホイット!」

<小暑/ 祇園祭の主役> 17日は、午前中に山鉾巡行があった。 鶏鉾のトラブルもありながらも、後続の山鉾たちが鶏鉾のすれすれの距離を互いに気遣い協力しながら抜けて行き、進行を続けられたことにも胸が熱くなった。 きっと、鶏鉾に起こったトラブルは他人事ではなかっただろう。 現代は、目まぐるしいほどの技術の革新で、いかようにも便利さと手軽さを追求できる。 しかし、はるか昔からの伝統を受け継ぎ、人力を要する祇園祭においては、先人たちの知恵と工夫、そしてあまりにも精巧な職人技