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落ち葉を使って森の再生。ひとも森もつなぐコンポストができました。
京都の暮らしや文化を支えてきた「宝が池公園」の里山を回復しようと、地域の高齢者が中心となったプロジェクトが進んでいます。
令和6年11月23日には、市民40名が集まって森を再生するための「落ち葉コンポスト」づくりが行われたのでレポートします。
宝が池公園とは
宝ヶ池公園(左京区)は、広大な園地と豊かな自然景観を誇る京都市を代表する公園のひとつです。
京都の夏の風物詩「五山の送り火」の一翼を担い、多様な生き物が生息する里山として、京都の人々の暮らしや文化を支えてきました。
しかし近年は、人の手が入らなくなり森が荒廃。マツ枯れやナラ枯れの被害、シカの食害、外来種の拡大などの危機に直面しています。
宝が池みらい共創会議
こうした課題を何とかしよう!
という、熱い思いを持つ人たちが集まって、令和5年度から「宝が池みらい共創会議」を開催。
地域の自治組織や公園で活動する市民団体、周辺企業、京都市など約30の団体・有識者が参画しています。
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第1回「宝が池びとトーク」を開催
「宝が池びとトーク」は、「宝が池みらい共創会議」の取組のひとつとして、宝が池公園に関心のある方々が、「はなす」「つながる」「うごきだす」きっかけとして、ゆるやかにつながる場。
どなたでも参加が可能です。
「宝が池びとトーク」スタート!
令和6年11月23日の午前10時、宝が池公園・憩いの森に参加者が集まってきました。
「おはようございまーす」
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まずは、落ち葉コンポストの仕掛け人・松本さん(チームFCいわくら/岩倉地域包括支援センター)から、コンポストでできたたい肥を宝が池の里山の保全に活用したり、地域の高齢者の持っている力を発揮できる場づくりなど、コンポストを使って実現したいことのお話がありました。
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続いてグループに分かれての自己紹介
冬の訪れを感じる冷え込みでしたが、たき火に当たりながらのアイスブレイク。参加者同士が、仕事のことや趣味のことなどを話しながら、場が和んでいきます。
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みんなで夢中に落ち葉拾い
場も温まったところでLet`s落ち葉拾い!
森の中に入って、たい肥の原料となる落ち葉を拾っていきます。
紅葉も終盤の季節、森の中には落ち葉がいっぱい。
参加者は、大人も子どもも夢中になって拾い集めていきます。
大人も童心に返って楽しげです。
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そうやって、みんなで集めた落ち葉の総重量は・・・
なんと44kg!
チームFCいわくらの皆さんが製作した「コンポスト」に入れていきます。
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“採れたて”の落ち葉はふっかふか
コンポストの中に入って、踏み固めていきます。
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焼き芋をほおばりながら、ゆるやか~にトーク
落ち葉集めで動いた後はお待ちかね
焼き芋タイム!!
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チームFCいわくらの皆さんからは、ホットコーヒーと炊き込みご飯の差入れもありました!一同大喜び
ホクホクに焼きあがったお芋を味わいながら、今日の感想や、宝が池公園がこうなったらいいよねーというようなことをトークしました。
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そうだ、コンポストに名前を!
参加者の皆さんから投票していただき、コンポストの名前は「未来の宝土(みらいのたから)に決定!今後、看板も設置する予定です。
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終わりに・・・
参加者からは、
落ち葉拾いを夢中でやってみたら、案外楽しい。
宝が池公園は地域の魅力。これからも関わっていきたい。
湿地にカエルが産卵することとか、身近な自然を知ることができて良かった。
いろんな世代の方と交流できて楽しかった。
などの声が聞かれました。
寒い中でも、心も体もホッカホカになった第1回「宝が池びとトーク」はこれにて終了。
森の再生に向けて、また1歩前に進みました。
【お知らせ】次回の宝が池びとトークは・・・
令和7年3月1日(土)に開催します!
詳細は、後日、宝が池みらい共創会議のInstagramとFacebookでご案内します。ぜひフォローしてくださいね!
📝建設局みどり政策推進室(宝が池みらい共創会議 事務局)